代謝,分解,食生活

アラキドン酸を加水分解

アラキドン酸を加水分解するためには、特殊な環境下で酵素が作用して初めてできることです。
体内でアラキドン酸カスケードが起こる場合、加水分解を行うための酵素が作用する事でアラキドン酸から様々なサイトカインが生合成されていきます。
サイトカインとは、代謝経路によって生み出される様々な代謝物の事を総称した言い方です。

加水分解は化合物が水と反応することで発生する分解反応をいいます。
加水分解はホスホリパーゼという酵素によって行われます。
ホスホリパーゼはリン脂質をそのほかの親油性物質と遊離します。
アラキドン酸は細胞膜内に存在していますが、酵素ホスホリパーゼの働きによって加水分解されることで遊離し、カスケードが継続します。
アラキドン酸の場合、ホスホリパーゼA2によって、SN-2アシル基を切断することによって遊離できます。

遊離したアラキドン酸にシクロオキシゲナーゼやリポキシゲナーゼなどの酵素が作用する事で、カスケードがさらに進み、プロスタグランジンやロイコトリエンなどのサイトカインが生合成されるわけです。
アラキドン酸を加水分解する能力を持った酵素が存在しなければ、カスケードは成立せず、代謝物も生合成されません
勿論、アラキドン酸を摂取せずにいなければ、こうした代謝経路も鈍くなっていくのですから、体の為、脳の為にも必要量を摂取するという事を忘れず食生活に活かしていくことが必要です。